ケヴィン・スペイシー、自身のチャリティ団体を閉鎖

 ケヴィン・スペイシー基金が、一連のセクハラ騒動を受けて閉鎖されるようだ。昨年に数々のセクハラ被害が報告されたケヴィンは、もはや持続が不可能であるとして、演技を学ぶ若者の支援を目的とした自らのチャリティ団体を28日付で閉鎖することを発表した。

 基金のホームページkevinspaceyfoundation.orgに公表された声明ではこう説明している。「ケヴィン・スペンサー基金の活動はもはや持続することができないという結論に理事会が達しました。つきましては、当基金は2018年2月28日付で閉鎖されます」「理事会は今までの当基金への協力について、パートナーやアーティスト、各機関の皆さまに感謝しております」「理事会としては、チャリティの目的が他の団体によって進められることを望んでおります」

 同基金は、ケヴィンが2004年から2015年までオールド・ヴィック・シアターの芸術監督を務めていた間の2008年にロンドンで設立され、映画や演劇、ダンスなどで活躍する若者たちに奨学金や表彰、相談、教育プログラムなどを提供してきた。

 ケヴィンは昨年10月、アンソニー・ラップから10代の頃にセクハラを受けたと訴えられたことで一連の騒動に火がついていた。

 訴えに対した出された声明の中でケヴィンはセクハラのことを憶えていないと話している一方で、同性愛者であることをカミングアウトするというかたちをとっていた。「僕はアンソニー・ラップに対して1人の俳優として多大な尊敬と称賛の意を持っています。彼のストーリーを耳にしてこれ以上ないくらいゾッとしています。僕はその話を本当に覚えていないのです。30年以上の前の話ということですから。でももし僕が彼の言うような行動をとっていたのだとしたら、恐らく泥酔状態での不適切極まりない行為と思われるその行動について心からお詫び申し上げます。長年彼にそのような気持ちを持たせ続けてしまったことをとても申し訳なく思います」「今回のことで自分の人生についても考えさせられました。僕のことに関する話題が取り上げられているのは知っていますし、それは僕がブライベートをあまり明かさないことに原因があることも知っています。僕はこの人生において、女性とも男性とも関係を持ってきましたし、男性を愛したことも恋愛関係になったこともあります。そして今はゲイとして生きることに決めたのです。僕はこのことに正直さと率直さを持って取り組み、自分の行動を見直し始めたいと思っています」

(BANG Media International)

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