川島鈴遥「100%で返してくれる信頼があった」来年3月公開映画でW主演の倉沢杏菜に感謝
俳優の川島鈴遥(りりか=24)と倉沢杏菜(21)が、映画「いえないふたり」(来年3月公開)にダブル主演することが1日、分かった。倉沢は映画初主演。高校の演劇部を舞台にした再生の物語で、取材に応じた2人は刺激を受け合った日々を振り返った。今作は、26日に開幕する第39回東京国際映画祭の「Nippon Cinema Now」部門に出品されることも決定。全国公開に先駆け、世界に熱演を届ける。
最旬俳優2人がエネルギーをぶつけ合った。過去の悲しい事件をきっかけに疎遠になってしまったヒロイン2人が、高校演劇を通じて新たな関係を構築していくオリジナル作品。初共演の川島と倉沢は、役作りのため、全国トップクラスの実績を誇る都立千早高校などの高校演劇を観劇してクランクインしたという。
7歳から活動する川島は、5月に初主演映画「いろは」が公開された若き演技派。倉沢もNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で秀吉の妹・あさひを好演しており、来年公開の映画「高校生家族」など話題作が続く。
脚本も手がけた、まつむらしんご監督は、川島の起用について「大谷翔平選手じゃないですが、とんでもなく演技がうまいので、入学したときから150キロ投げられるのに捕れるキャッチャーがいないような感じがあった。今回は、160キロ投げられる難しい役をやってもらいたかった」と説明。“名捕手役”となった倉沢についても「とにかく“耳”がいい。オーディションでも演じる人の切実さにちゃんと胸を打たれている姿をみて、この人なら160キロを受けられると思った」と魅力を明かした。
剛速球を投げつけ、受けた側も同等の熱量を投げ返す。クライマックスの撮影では、劇中劇を通しで6回にわたって熱演した。幾度も感情を交錯させ、川島は「100%で返してくれる信頼があったので、どんどん突き進めた。役者人生の宝物になったと思います」と感謝。高ぶった感情のチューニングに腐心したという倉沢も「ベストを引き出していただいた、かけがえのない作品」と胸を張った。
長回しを多用して2人の最大値を収めた、まつむら監督は「奇跡を撮ることができたと思ってます」と納得顔。東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門での上映も決まり、邦画の「Now」としてお披露目される。
