初代中村吉右衛門の得意役 曽孫・松本幸四郎演じ切る 東京歌舞伎座で「九月大歌舞伎」初日 

 歌舞伎俳優の初代中村吉右衛門の功績を顕彰すべく、二代目中村吉右衛門さんが中心になって2006年に始まった東京・歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」(26日まで)が2日、初日を迎え、初代と二代目ゆかりの演目「ひらかな盛衰記」、「沼津」、「一條大蔵譚」が上演された。

 今年は初代の生誕140年で秀山祭20年。「ひらかな盛衰記」では初代の曽孫で二代目のおいの松本幸四郎(53)が、初代も二代目も得意とした「逆櫓」の船頭松右衛門実は樋口次郎兼光を初役で勤め、陽気で快活な松右衛門と、主君への静かな思いと苦悩を抱く兼光を見事に演じ切った。

 先月17日に一般女性との結婚を発表した中村種之助(33)は清元の舞踊「三社祭」を兄の中村歌昇(37)と勤め、軽やかで楽しい踊りを見せた。

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