元ジャンポケ斉藤被告に懲役7年求刑 被害女性「人生が壊された」斉藤被告は謝罪も「同意があった」 弁護側は無罪主張「不同意わいせつの故意がなかったことは明らか」

 ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして不同意性交などの罪に問われた、元お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二被告(43)の第6回公判が5日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。弁護側は無罪を主張して結審した。被害女性のAさんは意見陳述で出廷し、涙ながらに「私の人生が壊された」「可能な限り長く重い刑を与えることを求めます」と断罪。斉藤被告は最終陳述で、検察側に頭を下げた上で「当時、同意があったと思っていたことは理解していただきたい」と述べた。

 3月の公判では別室からビデオリンクで証言したAさんが、仕切りで隠されながらも斉藤被告と同じ法廷に赴き、涙ながらに被害後からの人生の激変ぶりを口にした。

 事件から2年が経過したが「今も終わることのない苦しみを抱えている」と吐露。会社員兼インフルエンサーとして活動していたAさんは、会社で「被害女性では?」とうわさされるなど、普通に働けなくなり休職を余儀なくされたという。

 間もなく休職可能な期間を終えるため、退職せざるを得ないとも説明。インフルエンサーとしての仕事も消失し、「経済的にも厳しい生活を送っています」と吐露した。

 PTSDを発症し、医者からは社会復帰までに「少なくても5~6年が想定されている」と診断された。現在は精神科の通院と薬の服用が欠かせず「被告人の刑が5~6年にとどまり、私より先に社会復帰したとなると到底納得することはできない。可能な限り長く重い刑を求めます」と声を震わせた。

 約35分の陳述で、Aさんは斉藤被告からの行為を「明確に拒絶した」と改めて主張。事件当日が初対面ながら行為に及んだ斉藤被告を「言葉の通じないモンスター」と表現して強い憤りを示した。検察側は「Aさんの弱い立場と心理状態を利用した極めて卑劣で悪質な行為」とした上で、7年の実刑を求めた。

 対して弁護側は「Aさんの証人尋問での供述はあいまいなものがあった」と主張。斉藤被告とAさんは同じ番組出演者で「斉藤氏には地位に基づく影響力はない」とし「不同意わいせつの故意がなかったことは明らか」として無罪を主張した。

 斉藤被告は過去5回と変わらず黒スーツに紺ネクタイ姿。Aさんの言葉を終始うつむきながら受け止めた後、最終陳述では「AさんやAさんの代理人の方がおっしゃったことは重く受け止めています。本当に申し訳ございませんでした」と検察側に5秒間頭を下げて謝罪。その上で「裁判所には、当時同意があったと思っていたことはご理解していただきたいと思います」と訴えていた。

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