妻夫木聡 熱く真っすぐな男3度泣き「僕は一回乗った船は下りない」 ブルーリボン賞主演男優賞15年ぶり2度目

 東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する「第68回ブルーリボン賞」の各賞が27日までに決定した。監督賞は「TOKYOタクシー」の山田洋次監督(94)で、1977年度の「幸福の黄色いハンカチ」以来、48年ぶり3回目の受賞となった。主演男優賞は「宝島」の妻夫木聡(45)が、2010年度の「悪人」に続いて2回目。主演女優賞は、広瀬すず(27)が初受賞で、「片思い世界」「遠い山なみの光」「ゆきてかへらぬ」の3作品が対象となった。授賞式は2月17日に都内で開催される。

 熱演をスクリーンに焼き付けた妻夫木が、主演男優賞に輝いた。熱く真っすぐな男は、インタビュー中に3度泣いた。

 2010年度の「悪人」以来、15年ぶり2度目の戴冠。前回受賞の際を思い出しては感極まり「賞をいただくって自分の喜びより感謝が強くなっちゃうんですよね。思い出すと泣いちゃうなぁ」と天井を見上げた。

 直木賞受賞作を映像化した「宝島」は、戦後の沖縄を生きる若者たちの叫びを壮大なスケールで具現化。本来は2021年にクランクインするはずがコロナ禍による2度の延期を経て、24年2月に撮影が開始された。

 心が折れることはなかったのか聞かれると「ないですね」と食い気味に即答した。「僕は一回乗った船は下りない性格なので。監督にも『心中しますよ』って言いました。それくらい覚悟がないと立ち向かっちゃいけない作品だとも思った」。

 2006年公開の「涙そうそう」で沖縄・コザとの縁が深まり、現地で映画館を経営する宮島真一氏を親友と呼ぶ。米軍基地、戦争の過去…決してただの楽園ではない沖縄の現実と歴史を教わるうちに、やり残したことがあると感じていたという。だからこそ「このお話がきたときは運命に感じた」と振り返った。

 宣伝活動では全国81の劇場を回って、宣伝用の名刺を5千人以上に配った。撮影、宣伝に熱量を込めた日々が結実し「沖縄の人に『(賞を)獲ったよ~』って言いたい!」と目尻を下げた。

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