成宮寛貴「生々しく」女性演じる! 三島由紀夫の戯曲で12年ぶり舞台 東出昌大らも女性役!?登場女性6人全員男優
俳優の成宮寛貴(43)が7日、東京・紀伊国屋サザンシアターで主人公を演じる舞台「サド侯爵夫人」(8日~2月1日)の公開通し稽古と初日前会見を行った。12年ぶりの舞台出演で、演出の宮本亞門氏(68)とは25年ぶりのタッグ。18世紀フランスを舞台にした三島由紀夫の戯曲で、悪徳の限りを尽くしたサド侯爵を待ち続ける貞淑な妻・ルネ/サド侯爵夫人役に挑む。記者会見には共演の東出昌大、三浦涼介、大鶴佐助、首藤康之、加藤雅也も出席した。
12年ぶりの舞台に臨む成宮は、公開通し稽古を終えて「お客さんが入ってお芝居ができるのを楽しみにしています」と高揚感をにじませた。俳優として「ちょっとでも甘えて(演技を)やりやすいようにすると立体的にならない。生々しく劇場で演じられたら」と貪欲に意気込んだ。
「サド侯爵夫人」は異なる思想を持つ6人の女性が激しく対立していく物語で、登場人物を全て男優が演じる。成宮も女性役で「舞台は12年ぶりで、本当にいろいろなことを思い出しながらやらせてもらった」と、慎重に臨んだという。
サン・フォン伯爵夫人役を演じる東出とは初共演。「東出君は『僕心配性なので』って、稽古初日からほぼせりふが完璧で。どこかちっちゃな動物的なところもあったり…大きいんだけど」と笑わせつつ、「とても優しいしすてきな方だと思います」と紹介した。
東出は「成宮さんは柔和な方」と紹介。「成宮さんがいる現場は必ず明るくなると思います。朗らかな日なたぼっこというか、太陽の黄色い光の暖かさみたいなものがある」とうなずいた。
成宮は2002年にドラマ「ごくせん」で脚光を浴び、04年の「オレンジデイズ」、水谷豊の相棒役を務めた12年からの「相棒」シリーズなど途切れることなく人気作に出演していたが、16年12月に芸能界を引退。24年11月に復帰を発表し、25年3月には8年ぶりの俳優復帰作となるABEMAのオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」に主演している。
今回の舞台では、役の「肉体的な脱皮だったり精神的な脱皮、そして次の世界に向けて進んでいく姿が自分自身とはまった」と明かした。「『この方向性なのかな』というのが少し見えた気がしています」という手応えを得て、ブランクを感じさせない演技を届ける。
