「べらぼう」一橋治済の替え玉・斎藤十郎兵衛、史実では写楽説 生田斗真も「まさかの瓜二つ設定、恐るべし」
7日に放送されたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、一橋治済の替え玉として斎藤十郎兵衛が登場。2役を演じた生田斗真もドラマ公式HPで「まさか治済と斎藤十郎兵衛が瓜二つだったという設定がここで出てくるなんて」と舌を巻いた。
この日の「べらぼう」では長谷川平蔵(中村隼人)が治済にそっくりの人物を町で発見。そこから治済と、このそっくり人物、阿波蜂須賀家お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛を入れ替えるという奇策が繰り広げられる。
将軍・家斉をも巻き込んでの大がかりな作戦は、眠り薬を治済に飲ませるというもの。家斉も協力し、眠り薬入りの抹茶を飲んだ治済はその場でバタンキュー。待っていた斎藤と入れ替わり、治済は阿波の孤島に送られてしまった。
この治済とそっくりの斎藤は、史実では東洲斎写楽ではないか?とも言われている。増補浮世絵類考には写楽について「俗称斎藤十郎兵衛」「能役者也」という説明がある。写楽が誰であったかは未だに謎が多いだけに、逆を言えば、何でもやり放題とも言える。
生田はドラマの公式HPで「まさか治済と斎藤十郎兵衛が瓜二つだったという設定がここで出てくるなんて、森下脚本恐るべしという感じでございます。現場も、とてもとてもざわつきました。僕の心もざわつきました」とかなり驚いた様子。「最終回、治済と十郎兵衛がどうなっていくのか、お楽しみに」と呼びかけている。
