松谷鷹也、横田慎太郎さん思い大粒の涙 母役・鈴木京香がなごませる「ハンカチ持ってきてないわ」
俳優・松谷鷹也(57)と鈴木京香(31)が28日、W主演を務める映画「栄光のバックホーム」の公開初日舞台あいさつに登壇した。
今作は脳腫瘍のため28歳の若さで死去した元阪神・横田慎太郎さんの半生を描く。松谷は横田さん、鈴木は横田さんの母・まなみさんを演じる。
松谷は横田さんから譲り受けたグローブを持って登場。「慎太郎さんと出会って、この場に立つまで4年半かかって、みんなで慎太郎さんの生きざまを伝えたいと、ここまで走ってきました。今日、この公開を迎えられてようやくスタートラインにまた立てたなという気持ち」と、横田さんを思って大粒の涙をこぼした。そして「一人でも慎太郎さんのことを知って頂けるように、まだまだ始まったばかりなので、引き続き全力を尽くしたい」と呼びかけた。
鈴木は「お母さんの役は本当に難しい役だと思った。できないんじゃないかなと自信がなかった」と振り返りつつも、「調べれば調べるほどやりたいと思った」と明かした。「皆さんと楽しめる時間があって慎太郎さんも喜んでくれるんじゃないかとうれしいことを考えています。鷹也くんがまた泣いてるからどうしようと母は思うんですよ。ハンカチ持ってきてないわと思って」と笑わせつつ、「なかなか得られない気持ちをこうやって考えさせてくれて、本当にありがとうございます」と感謝した。
