「サン!シャイン」若狭勝弁護士、維新・藤田共同代表の“税金環流”報道「政党の代表者として問題」 藤田氏の説明会見「評価できない」
元検事で元衆院議員の若狭勝弁護士が5日、フジテレビ系「サン!シャイン」に出演。日本維新の会の藤田文武共同代表の“税金環流”報道について言及した。
共産党の機関紙「しんぶん赤旗日曜版」が報じたもので、藤田氏が公設第一秘書が経営する会社にビラ印刷などの名目で約2000万円の公金を支出し、その会社が公設秘書に報酬を支払っていたと報道した。
番組では、これを受けた藤田氏が4日に行った会見について取り上げた。藤田氏は「仕事の質・スピード共に信頼できる。発注先として業務上の合理性がある」と秘書の会社を通した理由を説明。「改めて弁護士等にも確認。情報を共有した上で相談をし法的にも適正だと確認した」と「適法」と主張した。一方で誤解や疑念を招いたとして今後、秘書の会社への発注を行わないと述べた。
若狭氏は「政治的には政党の代表者の政治的スタンスとしては問題があると思うんですよね」とコメント。
一方で法的な問題については「今の時点では、もう少し詳しい公設秘書の会社への発注金額とか、さらに印刷業者に発注するんであれば、差額はどうだったのか。つまり利益が公設秘書の会社に落ちてないか。きちんと数字で表してくれないと法的に問題があるかどうかわからないし、そもそも公設第一秘書がやってる会社が本当にビラの制作の資質能力、きちんと体制が取れているかということも全然分からないので。今の時点で合法だとか違法だとかいうことも言えない」と会見での内容が“疑念”を晴らすのに不十分だったと指摘した。
続けて「逆に言うと、違法だとか合法だとか言えない、評価できないような形での会見だったということで、それは問題だと思います」とも述べた。
