【高市自民】自維に緊急事態 不審カネ疑惑の維新代表 公金発注してた秘書の会社→「ペーパーカンパニー」疑惑を否定「古い友人」 身内に発注→適正価格=利益出した理由
日本維新・藤田文武共同代表が4日に会見を開き、しんぶん赤旗が重大疑惑として報じた、主に公金が原資となる約2000万円と藤田氏の秘書が代表を務める会社が絡む疑惑を説明する。
藤田氏は会見に先立って2日にYouTubeに動画投稿。
事実関係として、公設秘書が代表を勤める会社に対し、藤田氏の政治団体や、旧文書通信交通滞在費から政治活動にかかる業務を発注していたと説明した。
発注の大半は、政治活動・報告の機関紙やポスター等のデザイン・印刷・配布などで、同社を一括元請けに発注し、別途同社から下請けへの発注もあったとした。
2017年から昨年まで8年間で、計約2000万円になるとした。
弁護士に確認し「現段階では適法」との判断を得たとしたが「秘書が代表を務める会社に発注をする構図自体が誤解や疑念を招く」との意見を受け「今後、秘書が代表を務める会社には一切発注しない」と述べた。
公設秘書については「古い友人で、政治活動を最初からボランティアで手伝ってくれた人物」とした。藤田氏が2019年に当選する前から業務を担っていたとした。
「ペーパーカンパニーじゃないかという指摘もSNSにある」とし、「14期会社をやっている。長い期間、デザイン印刷、プロデュース、コンサルティングなどをなりわいにしている」と説明した。
発注価格は「適正価格、業界相場で設定」とし、「高すぎても利益供与になるし、低すぎると企業・団体からの無償提供になる。どちらもよくないと気を使いながらやってきた」とした。
同社に発注してきた理由を「元々公設秘書になる前からの付き合いで、ずっと一緒に作ってきた関係性や、法人自体がそういうことに長けている。ビラなどは公職選挙法が関係してきて、非常に専門知識が問われて、一からノウハウを積み上げるのが非常に難しい。経済的合理性や、納期についても非常にスピーディーにやっていただけるので、お願いしてきた」と語った。
