橋下氏 公金の中抜き疑われる維新共同代表をTV追及「これ僕がやってたら億万長者」 なぜ直接業者に発注せず身内会社?「法律もこんな事やると想定してない」

 橋下徹弁護士が3日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。番組ではしんぶん赤旗が「重大疑惑」として報じた、日本維新・藤田文武共同代表の主に公金が原資の約2000万円と藤田氏秘書が代表を務める会社が絡む疑惑を取り上げた。

 藤田氏は4日に会見を行う予定。

 この問題を連日怒涛追及している橋下氏は番組で「元身内」とイジられると「まったく関係ないですし、日本維新の会の国会議員は僕のこと今一番嫌いでしょうから。内々の連絡も何もしていない。真の嫌われ者です」と語った。

 橋下氏は、この問題を「適法か違法かが問題ではない」「公金である政党交付金を使って身内の会社に仕事発注するやり方を維新は認めるのか否か」と追及している。

 番組で橋下氏は「藤田さんも騒ぎになる前は、何も問題ないと思ってた。正当な取引だと。これが今の維新国会議員団の公金の扱いに対してのヌルヌルの感覚の象徴。これがおかしいと思わない、ヌルい感覚だから」と語った。

 番組では、藤田氏が主に政治活動の機関紙のデザイン・印刷などを、公設秘書が代表を務める企業に発注していたと伝えた。

 橋下氏は「印刷業者に直接、お金を払えばいい。直接利益をとってもらったらいいじゃないですか。正当な利益とか原価とか関係ない。自分の身内の会社に、正当な利益でも出す必要ない」と語った。

 「1年で200万円とか軽く言ってるが、世の中、中小零細、フリーランスの人が200万円の仕事を得るのはむちゃむちゃ大変」とし、何より藤田氏が連立与党の代表の立場で「政権与党に入って国民に負担を伴うような改革を断行するわけですよ。その時に身内の会社に少ない利益であっても、仕事発注するってどうなの?」と語った。

 藤田氏が「適法」としていることに、「弁護士はそう言いますよ。でも政治家としてどうなのかとなるとまずい」と指摘した。

 「違法ではないかもしれない。こんなことをやるとは想定してないから。もしこれが認められるなら僕もう億万長者になってますよ。維新の年間40億円のお金、なにかやるたびに、橋下の事務所通せばいい」とした。

 共演した黒田有が「こういう中抜きみたいな感じでやるのをやめることはできないんですか」と聞くと、橋下氏は「いまは違法じゃないかもしれないけど、政党交付金という公金を直接業者に払えばいいのに、政治家のファミリー企業を間に入れたら、おかしくなる」とした。

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