歌手の郷ひろみ（７０）が古希を迎えた１８日、東京・日本武道館で、１９日と２日間で７０曲を披露するメモリアルコンサート「ＴＨＥ　ＧＲＥＡＴＥＳＴ　７０　ＳＯＮＧＳ」を開催した。古希を象徴するカラーである紫のジャケットを羽織り、７０歳とは思えぬ“ＧＯ快”なパフォーマンスで、ファン１万人を魅了した。

　５月の全国ツアー初日の際、郷は武道館公演について「７０歳で７０曲歌うかも。１日目で３５曲、２日目で３５曲」と構想を練っていたが、これを有言実行。「皆さんでこの歴史ある日本武道館に思い出を刻めたら」と気合を入れ、初日は「お嫁サンバ」「セクシー・ユー」「男の子女の子」などのヒット曲を披露した。

　同日配信開始となったファンに贈るバラード「ＡＬＬ　ＭＹ　ＬＯＶＥ」を初披露。「僕だけのバースデーではなく、多くの人に支えられて今日がある」と感謝し、１０代から背負い続けている芸名から「やっぱり郷ひろみっていいなと。これ以上のステージネームはない」と自身が郷ひろみである喜びをかみしめた。

　古希を迎えて「気が付けば７０歳。自分の中では意識はない」というが、私生活では「家に高齢者というハガキが届いた。免許も高齢者講習を受けないといけなくて、最近受けてきました」と変化も。７０歳の先に描く目標を「郷ひろみをどこまで続けられるかの挑戦。動けるまで郷ひろみでいたい」と力強く語った。