「ばけばけ」スタート リアルすぎる丑の刻参り 父の頭のろうそくは3本…「舟を編む」ファン即反応
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」は29日からスタート。第1話から、ヒロイン一家が丑の刻参りをするという「ばけばけ」らしいシーンが放送されたが、その格好にネットではやはりNHKで放送されたドラマ「舟を編む」を思い出す声が上がった。
「ばけばけ」は怪談好きなヒロイン・トキと松江に来た英語教師・ヘブンの交流を描く。モデルは小泉八雲と妻のセツ。
初回は明治となったにもかかわらず、うまく世の中の変化についていけない松野家の男たちが描かれた。トキの父・司之介(岡部たかし)、祖父の勘右衛門(小日向文世)はまだ髷を結ったまま。そして家族そろって真夜中に白装束で丑の刻参りをする。
司之介は頭に五徳をかぶり、3本のろうそくを立ててわら人形を木に打ち付ける。それを見ている家族たち。司之介は「この理不尽きわまりない困難な時代を乗り越えようと、一家そろって丑の刻参り。最高の夜じゃ」などといい、「松野家の敵」という「調子に乗っちょるざん切り頭の商人」らを呪う。
勘右衛門は、ペリーのせいで世の中が変わってしまったと嘆き、ペリーも呪ってくれと懇願。司之介も「今日から我が家にも春が訪れるじゃろう」と笑う。
この異様な光景を、トキの学校の男子がトイレの窓から偶然見ており、翌朝、トキは学校で「気味悪ぃ」「呪ってる暇があったらオヤジ働け」などとからかわれてしまう…。
この司之介の丑の刻参りの姿に、ネットでは「舟を編む」での「丑の刻参り頭のろうそく2本か、3本か」問題を思い出した人も多数。辞書「大渡海」では、イラストは2本となっていたが、今回の司之介はしっかり3本。しかも、丑の刻参りは人に見られては効果がなくなる…とされており、トキの同級生に見られていた時点で効果はないということになる。
ネットでは「丑の刻参りのお父さんの姿に舟を編むの渡辺真起子さんをふと思い出す」「舟を編むで見た丑の刻参り。ろうそくは何本か問題。今回は3本!」「あー『舟を編む』で見たやつ!佐々木さんがこだわてったやつ!って思いながら見ている」「ばけばけの丑の刻参りのシーンで舟を編むを思い出した人。みんな友達」などの声が上がっていた。
