歌舞伎俳優18人が浴衣姿でそろい踏み! 納涼歌舞伎イベントで幸四郎が宣言「今年は衝撃の納涼歌舞伎。ビックリして興奮して」
歌舞伎俳優の松本幸四郎(52)、中村勘九郎(43)、中村七之助(42)ら18人が3日、この日に初日を迎えた東京・歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」(26日まで)の開演前に、劇場前イベントを行った。
早い人は午前4時半から待っていたというファンの前にそろいの浴衣姿にうちわを持って現れたのは、幸四郎、勘九郎、七之助、坂東巳之助、坂東新悟、大谷廣太郎、中村米吉、中村勇太、中村橋之助、市川男寅、中村福之助、中村虎之助、中村玉太郎、中村歌之助、市川染五郎、市川團子、中村勘太郎、中村長三郎の18人。
幸四郎は「昨日の遅くまでお稽古をしてまいりました。今年の納涼歌舞伎は、衝撃の八月納涼歌舞伎と思っております。ビックリしていただいて興奮していただいて、暑さを吹き飛ばす時間にしていただきたいと思います」と面白さを約束。
勘九郎は「『国宝』効果で歌舞伎がブームになっておりますけど、ブームで終わらせず、最後まで一生懸命務めたい」と大ヒット映画にかけて話せば、七之助は「楽(千秋楽)まで突っ走ります」とキッパリ。染五郎は「尋常じゃないぐらいの汗をかいてやっております。あまり汗をかかないんですけど、それだけいろんな意味で熱い舞台になっております」と意気込みを述べ、最後は幸四郎の「歌舞伎座で」に続いて全員での「お待ちしてます!」で締めくくった。
納涼歌舞伎は1990年、十八世中村勘三郎さんと十世坂東三津五郎さんらを中心に始まった夏の風物詩。今年は第一部で「男達ばやり」「猩々」「団子売」、第二部で「日本振袖始」「火の鳥」、第三部で「越後獅子」「野田版 研辰の討たれ」が上演される。
