「黒ネコのタンゴ」皆川おさむさん、死去 慢性腎不全、62歳 223万枚大ヒットは最年少記録
童謡「黒ネコのタンゴ」の歌手として知られ、「ひばり児童合唱団」代表の皆川おさむ(みながわ・おさむ、本名理=おさむ)さんが23日午前0時35分、慢性腎不全のため横浜市の病院で死去した。62歳。東京都出身。葬儀・告別式は28日午前11時から東京都目黒区の円融寺示真殿で。喪主は姉礼子(れいこ)さん。
親族の皆川和子さんが創設したひばり児童合唱団に3歳で入団。1969年10月にイタリアの楽曲「黒ネコの-」をカバーしてレコードデビューした。同曲は、タンゴの軽快なリズムと透明感あふれる幼い声で歌うユーモラスな歌詞によって大ヒット。オリコンシングルランキングで14週連続1位となり、223・5万枚を売り上げた。同曲は1969年の年間シングルランキングで5位、翌70年の同ランキングで1位となった。6歳10カ月でのオリコン週間ランキング1位は、現在でも最年少記録となっている。
その後、変声期を迎え、芸能界を引退。合唱団の代表などを務めた。
