藤原竜也 国会まで届いた「バトロワ」の社会現象を振り返る「大人が騒いでいる」
俳優の藤原竜也(43)が15日、東京・丸の内TOEI①で、故深作欣二監督が手がけた主演映画「バトル・ロワイアル」の舞台あいさつに出席した。25年前の作品が劇場で再び上映されることを喜び、役者人生において「宝物です。映画の楽しさや大変さを教えてくれたのも深作組。これからも財産として残っていくと思う」と位置付けた。
同作は、中学生同士が殺し合うという内容で社会現象を巻き起こした。国会でも取り上げられたが、当時18歳だった藤原は「大人が騒いでいるけど、我々は日々撮影こなしていかなければならないから、ちょっと違う世界でした」と世間の反応は気にしなかった様子。故深作欣二監督の息子で製作に関わった深作健太氏は、当時の社会現象について「良い宣伝になったなと思って。東映の仕込みかなって思いました」と振り返った。
撮影中のエピソードとして、現場ではカンペが出ていたことが明かされた。故深作欣二監督の息子で脚本家の深作健太氏は「竜也くんはセリフ覚えが良いのでそんなことはないけど、お名前を出せない選挙活動中の方が大変セリフ覚えがあれでございまして…」と語ると、藤原も「向く方向に全部カンペが貼られていた。選挙活動…」と笑いながら回想した。
