安田章大 脳腫瘍手術で光過敏の後遺症、当事者として参加 「火垂るの墓」を音声ガイド 「感情を耳からもらった情報で」と経験談
SUPER EIGHTの安田章大が12日、都内で行われた視覚に制限のある人を主な対象としたアニメーション映画「火垂るの墓」音声ガイド付き上映会に登場した。
Netflixでは、スタジオジブリが手がけた不朽の名作「火垂るの墓」を15日から日本国内で初配信する。安田は「自分自身が思う信念と覚悟を持ち、自分で立ち向かうことも大事と子どもの頃に教えてもらった映画」と語った。
今回の上映会は、それに先駆けて行われたもので、作品に新たに収録された音声ガイド(Audio Description)付きでの上映。視覚や聴覚など、あらゆる違いや制限を越えて誰もが物語にアクセスできる視聴環境の提供を目指しており、その一環として音声ガイドの充実に取り組んでいる。
安田は17年に脳腫瘍(髄膜腫)の手術を受けた経験を持ち、現在も光過敏の後遺症と向き合いながら活動を続けている。「手術をしたことによって光過敏という後遺症を患いました。光過敏というのは、家の中でテレビを見ていたりするにしても明かり、電気をすごく暗くして、光の刺激をなるだけ少なくしてという生活」と説明した。
当事者の視点から、視覚に課題を抱える人々にとっての映像体験のあり方に関心を寄せており、今回Netflixでは音声ガイド制作に初参加した。「自分自身が耳を大事にして、自分が感じる感情を耳からもらった情報で大切に自分の体に落とし込んでいくことが、手術してから特に変わりました。僕にとっては大事な情報源なんですよね。やはり生活スタイルがすごく変わりました」と明かした。
