徳光和夫アナ「昭和の太陽が風となって応援してくださる」改めて長嶋茂雄さん偲ぶ 巨人愛にあふれた言葉が最後

 フリーアナウンサーの徳光和夫(84)がこのほど、デイリースポーツなどの取材に応じ、3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんとの思い出を振り返った。

 「僕は長嶋さんの一ファンなので、距離があるんですよ」。あくまでファンだと、開口一番に強調した。胸元のテントウムシのピンバッジは長嶋さんの好きなブランドのもので、手首に巻いた腕時計は長嶋さんがCMで販促したもの。いずれも縁のある品で「6月3日から毎日これなんです。1カ月間通そうと思って」と、“喪章”を優しいまなざしで見つめた。

 最後に連絡を取ったのは、24年8月の短い電話だった。2人の母校・立大に長嶋さんのモニュメントが設置されたことで手紙を出したことがきっかけだ。「『(巨人の)阿部(監督)はおもしろいよ、いいよ』。さかんにおっしゃってましたね」。巨人愛にあふれた言葉が最後だった。

 突然の訃報を受け「仕事を辞めようかなと思うぐらい」の「喪失感」に襲われた。ただ、今は「昭和の太陽が『千の風』になったかなと。私の中で長嶋さんは死んではいない。風となって応援してくださるんじゃないかな」と新井満の名曲「千の風になって」になぞらえ、少しずつ前を向いている。

 立大には7日に花を供えに行った。「好きな花は忘れちゃった。その都度良い花が変わるんで」。そう笑いつつ、「一ファンとして伝えていくのが僕の役割」と誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス