中井貴一 小津安二郎モデルの舞台 出演を一旦断るも「天国行った時に怒られるのは俺が一番いい」
俳優の中井貴一(63)が7日、東京・PARCO劇場で主演舞台「先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~」(8~29日、同所)のプレスコールと開幕前会見を芳根京子(28)らと行った。
今作は映画監督の小津安二郎さんがモデル。中井は、小津さんが自身の名付け親で「祖父のような存在」であったため、恥じらいからか「最初は出演を断った」と苦笑い。それでも「天国行った時に怒られるのは俺が一番いいだろうなと思ってお受けした」と語った。
物語は新作作りに苦悩する映画監督がその不安からか、関わりあった女性達の幻を引き出すという内容。仮に小津さんが今作を見たとした場合の反応について中井は「『俺はあんなんじゃないよ』って。大体こちらにこんな美しい女性がたくさんいますけど、こんな赤裸々にされると思ってないと思う」と推察した。
