高橋克典「芸能界の恩人」は名俳優 デビュー作でいきなり強烈ビンタ「ムカーッとやり返そうとした」直後監督からの言葉に驚愕

 俳優の高橋克典が30日、テレビ朝日「高嶋ちさ子の!ザワつく!音楽会」に出演。芸能界の恩人という名俳優について語った。

 「デビューのときにドラマご一緒させていただいて、いろいろ理不尽なこともあったんだけど、人間的なことじゃなくて、芝居の上でね。僕が芝居できないから」と注釈つきで、緒形拳さんとの衝撃な出会いを語った。

 「僕の恋人と(緒形さん演じる)ご主人が不倫をするという話だった。僕はその恋人だから、訪ねていって、文句を言いに行く」という役柄を説明。「ガチャッてドアを開けると、顔見てバチーンと叩かれる。台本にも何にも書いてないのに、開けた瞬間に(緒形さんが)バーンッと思い切り叩いてきて、こんな分厚い手で」と撮影の詳細を語った。

 若き日の高橋は「なんだ?と思って、芸能界とか芝居の世界が分からないし、瞬間ムカーッと来て、やり返そうとしたんだけど、ここはやり返しちゃいけないという頭が働いて。何だか分からないけど、こう(頭が混乱している)なっているときに、監督が『カット!』って降りてきて、『高橋くん!いい顔してたよ~!緒形さんにお礼言ってこいよ』って言われた」と緒形さんの巧みな演出だったことに気付かされたという。

 高橋は「それから緒形さんが大好きになって、くっついて回った」と一発のビンタから恩師になったことを明かしていた。

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