来春朝ドラ主演・上坂樹里 ヒロイン抜てきを高石あかりから知らされる 同事務所俳優が2期連続は令和初の快挙に
NHKは3日、2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」で俳優・見上愛とともにW主演を務める、2人目のヒロインが上坂樹里だと発表し、都内の同局で会見を開いた。実に3回目だというオーディションで大役を射止めた上坂は、登場から思わず目に涙を浮かべ「この場に立たせてもらっていることがすごく夢のようです」と初々しく喜びを語った。
応募総数2410人の中から約4カ月かけて行われたオーディションで選ばれた上坂は2週間前に知ったとし、所属事務所「エイベックス・マネジメント・エージェンシー」の先輩で、25年度後期放送の「ばけばけ」で主演を務める高石あかりと、マネージャーから「サプライズで伝えていただいた」と説明。「高石さんからあるメッセージボードを渡されて、その中に『風、薫る、(役名の)大家直美、上坂樹里』って書いてあって。そこで始めて知りました」とうれしげに明かした。
朝ドラのヒロインは発表直前まで極秘にされる。高石が上坂にヒロイン決定を知らせたことについて、チーフ・プロデューサーの松園武大氏は「われわれとしては、NHKからエイベックスさんにご本人の通達をどうしましょうかっていう話をして、事務所さんの方からお伝えしていただくっていう形を取りました」と説明。「本当に極秘情報なので極力、人に言わないでくださいっていう中で、かなり特別に事務所側の演出として高石さんにお伝えされた」とし「もちろん高石さんにも『他の人に言っちゃダメだよ』ってことは当然お伝えしていただいてるはずなので、特別なごく一部の知っている人の中に高石さんが入ったという風にお考えいただければ」と笑顔で語った。
高石、上坂と、朝ドラのヒロインを連続して同じ事務所の俳優が務めるのは令和初。エイベックスとしては、21年度後期の「カムカムエヴリバディ」で主演の1人を務めた川栄李奈に次いでのヒロイン抜てきとなった。
