「は~い!こんにちは!私の名前知っています?橋幸夫です」 認知症公表翌日にステージ 全4曲の歌詞しっかり口に
歌手の橋幸夫(82)が21日、神奈川・小田原三の丸ホールで行われた「夢グループ20周年記念コンサート」に出演。20日に橋が所属する夢グループの石田重廣社長が、橋が中等度アルツハイマー型認知症であることを公表した翌日に、早くもステージに立った。
衝撃の告白から一夜明け、ファンの不安を美声で払拭した。物忘れや言葉の繰り返しの症状があるという橋だが、マイクを握ると一変。デビュー曲「潮来笠」を含む全4曲の歌詞をしっかりと口にし、伸びやかな歌声を響かせた。MCでも「は~い!こんにちは!私の名前知っています?橋幸夫です」とあいさつし、ジョークを放つ余裕も見せて観客を笑わせた。
終演後に取材に応じた石田社長は、今回の橋のステージについて「完璧だった。(症状が出始めた)昨年11月から一番良いステージだった」と振り返り、20日に病気を公表したことを引き合いに「橋さんは自分の中に人に悟られたくないモヤモヤ感があって、(自身の)ニュースを見ているうちになるようになれと。プレッシャーから解放されたのかなと思った」と橋の気持ちを推測した。
