松山ケンイチ、長期熟成ウイスキーに感嘆「混ぜるのがもったいない」 クラフトマンシップ哲学も開陳

 俳優の松山ケンイチ(40)が20日、都内で行われた、長期熟成ウイスキー「Jack Daniel’s 10 Years Old」が100年以上ぶりに復刻されて日本初上陸することを記念したイベント「JACK DANIEL’S EXCLUSIVE MOMENT」に出席した。

 「10 Year’s Old」の香りを嗅いだ松山は「すごく甘い香りがしますね」と述べ、テイスティングして「僕はこれストレートですね。このまま飲みたい。完成されているというか。濃厚。ちょっと混ぜるのがもったいないというか。飲み味が甘みと反対方向というか、辛味を感じる」と、長期熟成された味に感嘆した。

 プライベートでもジャックダニエルを飲むという松山は、「No.7」銘柄について、なぜNo.7なのかをマスターディスティラーのクリス・フレッチャー氏に質問。

 フレッチャー氏は「No.7については沢山の説がリンチバーグ(ジャックダニエルのホームタウン)にあって、どれが本当か分からない」と答え、「2樽目をNo.7の電車に乗せられたのでNo.7とか、バーテンダーが新しいNo.7が最高だと言ったので全ての樽をNo.7に決めたとか、(創業者の)ジャック・ダニエルは一生独身で7人のガールフレンドがいたのでNo.7という説もあるし、7番目のレシピかもしれないという説もある」とさまざまな説を紹介した。

 また、ライフスタイルブランド「モミジ」のクリエイティブディレクターを務める松山は「物作りに関しても、なんでこうなるんだろう?こうやったらどういうふうになるんだろう?っていうような試してみたい欲、そういう情熱みたいなものが強かったんでしょうね。物を作りたい、何かをしたいという情熱と、それを丁寧に伝えていくコミュニケーションみたいなものが、僕はすごく大事なんじゃないかなと思っていて」と、自身のクラフトマンシップ哲学を開陳していた。

 同ウイスキーは8月から数量限定で、一部のオーセンティック(正統派)バーで提供される。

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