「べらぼう」鱗形屋、ついに退場…片岡愛之助は大河初の生存退場でネットも喜ぶ「素晴らしかった」
18日に放送されたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、鱗形屋(片岡愛之助)が、最後に蔦重と和解し、置き土産をしてついに退場。愛之助はこの「べらぼう」で大河は4作品目だが、初めて生きたままの退場となり、ネットも喜んだ。
この日の「べらぼう」では、鱗形屋が店を畳むこととなり、お抱えの作家・恋川春町(岡山天音)は、鶴屋(風間俊介)のもとで書くことに。だが、新しい案が出てこない春町に、鶴屋は「先生は古い」などと言い放つなど、決して仲は良くない様子。
須原屋(里見浩太朗)は、鱗形屋を訪れ、須原屋で仕入れていた細見は蔦重(横浜流星)に頼まれたものだったと明かし、最後に蔦重のために何か償っておくものはないのか?と助言する。
これを受け、鱗形屋は蔦重へ手紙を送り、春町を鶴屋からかっさらえ、と言い、そのための秘策は春町が書きたくなるネタを提案することだと助言する。これに蔦重は、歌麿の助言も参考に、あるアイデアをひねり出す…。
最後、鱗形屋は蔦重を尋ね、ある本の版木を渡す。それは蔦重が初めてお年玉で買った「塩売文太」だった。「俺に青本作らせてくれたのはお前。だから、なんだかお前に持っていて欲しくて」という鱗形屋に蔦重は「おれにとってこんなお宝はねえです」と涙。鱗形屋も「うちの本読んだガキが本屋になるってよ、びっくりがしゃっくりすらあ」と泣く。
そして鱗形屋は「日本橋を後にしたのでございます」とのナレーションとともに退場となった。
演じた愛之助は、「真田丸」では大谷吉継、「麒麟がくる」では今川義元、「鎌倉殿の13人」では北條宗時を演じたが、いずれも戦などで壮絶死。今回の「べらぼう」は、戦のない江戸中期が舞台ということもあり、初めて、生きたままの退場となった。
ネットでも「大河史上初の幸せな退場」「片岡愛之助さん、大河ドラマ出演史上初の生存退場」「そういえば愛之助さん初の死なずに退場じゃん」「愛之助さんの演技、素晴らしかった」など、話題となっていた。
