北大路欣也 先人に感謝 7・27閉館「丸の内TOEI」イベントでしみじみ「背中を追いかけたい」

 俳優の北大路欣也(82)が11日、東京・丸の内TOEIで「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として、映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」の舞台あいさつに登場した。

 7月27日に閉館する東映最後の直営映画館である同館の、歴史のフィナーレを飾るイベントに、黒スーツ姿で登場した北大路は、1973年1月に公開された同シリーズ第1作を仕事で滞在していた沖縄で鑑賞したと説明。「作品から出てくるエネルギー。何とも激しい波動に揺さぶられた」と感化され、第2作となった同作への出演を直訴したことを明かした。

 劇場に対しては「60年の間、数々の作品が上映された。尊敬する先人の皆さんも、この舞台からあいさつをして感謝を伝えたと思います」としみじみ。「もうすぐデビューして70年。もう少し頑張って先輩たちの背中を追いかけたい」と自らの思いも口にした。

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