八代目尾上菊五郎 襲名披露興行が開幕「革新にのっとり精進してまいります」六代目菊之助と親子で口上

 歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎(47)、六代目尾上菊之助(11)の襲名披露興行が2日、東京・歌舞伎座で開幕した「團菊祭 五月大歌舞伎」(27日まで)で始まり、夜の部で襲名した2人、八代目の父・七代目尾上菊五郎(82)、坂東楽膳(82)、坂東玉三郎(75)、中村梅玉(78)、市川團十郎(47)、尾上松緑(50)が口上を述べた。

 八代目は「歴代の菊五郎が大切にしてまいりました伝統と革新にのっとりまして精進してまいります覚悟にござります」、菊之助は「立派な歌舞伎俳優になれますよう、ご後援の程をお願い申し上げたてまつりまする」とあいさつ。七代目は「親子三代そろって舞台に立てること、このような幸せなことはなく、このような喜びはありません」と感慨を口にした。

 八代目と同い年で切磋琢磨(せっさたくま)してきた團十郎は「われわれも新團菊として精進してまいります」と誓い、菊之助と長男の市川新之助(12)も同い年であることに触れて「九代目尾上菊五郎、十四代目市川團十郎の襲名の折にも是非ご高覧賜りますよう」と早くも呼びかけた。

 夜の部の「弁天娘女男白浪」では七代目と八代目の両菊五郎が顔をそろえる、史上初のめでたい場面が実現。昼の部では團十郎の弁慶、八代目の富樫という令和の團菊で「勧進帳」が、八代目、菊之助、玉三郎の3人花子で「京鹿子娘道成寺」が上演された。

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