TBS社長 アナウンサーへのハラスメント事案を陳謝 当該社員が在籍中かは明言せずも対処は「適切に対応する」

 TBSが30日、都内の同局で定例社長会見を開催した。25日に報告した、同局社員と芸能関係者との関係調査で明らかにした、アナウンサーに対する4件のハラスメント事案について、龍宝正峰社長は「その当時社員を守れなかった事実を深く反省し、被害を受けた方々に改めておわび申し上げます」と陳謝した。

 龍宝社長は当該の事案を適切に対処できなかったことについては「当社のハラスメントに対する認識が不足しており、研修や相談の体制なども不十分だったことにある」と説明。調査へは「今回の中居正広氏から始まった調査に関してはここでいったんここで終わります」と明言したが、「ただ、ハラスメントに関する調査については引き続き続けておりまして、何かご報告する事案が発生した場合はご報告させていただきます」とした。

 今回発表した事案は25年前から15年前までもの。15年前以降で関連した事案については「ない」という。

 同局取締役の井上波氏は「全体の中で証言が得られたものについては関係者へのヒアリングは行っている」としながら、「個別の案件のプロデューサーとか社員にヒアリングをしたかどうかということについては、二次被害につながる話なので詳細は控える」と説明。

 また、当該社員が現在も同局に在職しているかについても「二次被害につながる危険性もあるので控えさせていただく」としたが、在籍していた場合の処分については「社内の処分につきましては従来公表は控えているので、詳細は控えさせていただくが、適切に対応する」と回答した。

 調査では、アナウンサーに対し「当社の対応が不十分であった事案を確認した」として①約25年前にアナウンサーが出演者から身体接触の被害を受けた②約20年前にアナが出演者に食事に誘われ、交際を迫られた③約15年前、アナ複数が出演者からスタジオで身体接触の被害を受けた④約15年前、番組の懇親会でアナが出演者からキスを求められた-ことを公表。同局は被害者に陳謝した。

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