大ヒットから25年 花*花 2ショで現る「あ~よかった」49歳&48歳 忙しすぎた当時の葛藤
デビュー25周年を迎えた女性デュオの花*花が18日、大阪市内で取材に応じ、初の主催フェス「HANA FES.2025~25年、ここまで来れて『あ~よかった』~」(7月27日、大阪・森ノ宮ピロティホール)へ向けた意気込みを語った。
2000年のデビューから25年で初のフェス開催。タイトルにはデビュー曲でもある「あ~よかった」を入れ込んだ。こじまいづみ(49)は「25年も歌い続けられるとは思っていなかった。タイトルそのまま、感謝の気持ちというか、25年こられてホンマに良かったなぁ、と」と感謝を語り、おのまきこ(48)も「シンプルな言葉ですけど、いろんな年代の人に聞いてもらえる楽曲になってくれたらいいな」と、願いを込めた。
デュオを組む相方であると同時に、学生時代からの友人でもある2人。こじまは「恋愛とかかわいらしい話をしていたのが、今では譜面が見えにくくなったとか、どこが痛いとか、って話になって」と笑わせつつ、「自分を鏡で見ているみたいに相方を見ている気がします」と、感慨深げに歩んできた年月を振り返った。
2000年にリリースしたデビュー曲「あ~よかった-Setagaya mix-」や、TBS系ドラマ「オヤジぃ。」の主題歌「さよなら 大好きな人」がヒット。同年の紅白歌合戦にも出場するなど、一気にスターダムを駆け上がった。
こじまは当時を「ただただ忙しかったですね」と、振り返る。「認めていただいたんですけど、そこに自分たちがふさわしくいなきゃいけない。『私、間違えてへんかな』って、舞台で歌っていること以外が全部不安でした。ライブをしている以外の自分に価値があるかわからなかった」と、複雑な思いを口にしつつ、「今はちゃんとできなくてもいいやって思ってますし、なんなら」と笑った。
03年から6年間の活動休止などをへて、たどり着いた25周年の節目。おのは「25年もよくやってこれたな、偉かったな、って思う時はありますね」と笑う。「音楽がここまで連れてきてくれた。ただただ奏でることを楽しんで、いろんな人に出会って、それの繰り返しでした」。25年分の感謝を込め、2人で歌い続ける。
