将棋・羽生善治九段 フリークラス転出者に名前なし B級2組在籍決定
日本将棋連盟は1日、同日付での引退、昇段棋士の一覧を発表。フリークラス転出棋士の中に、昨期の順位戦でB級1組からB級2組への降級が決定し、去就が注目されていた羽生善治九段(54)の名前はなかった。
羽生九段は年度末までに今期について決定する予定としており、今期は順位戦B級2組に参加することとなった。永世名人の資格保持者では、谷川浩司十七世名人に続いて2人目となるB級2組所属となる。
この日連盟から発表されたフリークラス転出棋士は、島朗九段、小林裕士八段、平藤眞吾七段、高野秀行七段の4人。連盟によると、過去に自身の宣言によってフリークラスに転出した棋士はすべて4月1日付で、年度中に宣言した棋士はいないという。
羽生九段は昨年、B級1組で4勝8敗の成績に終わり、34年ぶりとなるB級2組への降級が決まっていた。最終局後には「年度末までには答えを出さないといけないと思っているので。それまでにははっきりすると思います」とし、3月末までにフリークラス転出かB級2組在籍かを決定する意向を示していた。
