古市憲寿氏、文春側も会見すべきと主張「文章1枚はあまりにもアンフェア」「文章1枚で済む話ではない」

 社会学者の古市憲寿氏が30日、フジテレビ系「めざまし8」で、週刊文春が中居正広氏と女性のトラブルを報じた件で29日に「訂正」を出したことに文芸春秋社側も会見をしないと「アンフェア」だと指摘した。

 この日は週刊文春が中居氏の報道に関して編集長が訂正の声明を出したことを取り上げた。文春側は、橋下徹氏の指摘を受け今回の訂正を出したとし、12月26日発売号で事件当日の会食は「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」としていたが、「その後の取材ににより『X子さんは中居氏に誘われた』『A氏がセッティングしている会の“延長”として認識していた』ということが判明した」と訂正している。

 これに古市氏は「文春の訂正は、評価することもできるし、一方で訂正してこなかったのは逃げられると思ってたと思われても仕方がない」と切り出し、今回の問題は「中居氏と女性のトラブル」「それにフジテレビが関与したか」「一連の騒動を通じて明らかになったフジテレビのガバナンス」「週刊文春の問題」の4点があると指摘。中居氏と女性とのトラブルの詳細は「傷ついた人がいるなら寄り添うべきと思うが、分からない部分が多い」とし、フジテレビ社員の関与は3月末の調査委員会の報告を待つべきとした。

 フジのガバナンスについては「根っこには日枝さんの問題、日枝帝国と呼ばれる体制があると思うんで、そこは注視しないといけない」とし、最後に文春の問題について触れた。

 「第一報を見ていると、X子さんの知人という方が証言しているという体になっている。でも今回訂正をするなら、X子さんの知人の証言が間違っていたのか、あとは週刊誌がよく使う手法ですが、そもそもX子さんの知人がいなかったのか、細かに明らかにしないと、文春自体の信頼は回復できない」と指摘。

 「そもそも取材の基本は裏取り。誰かが証言しただけじゃ本当かどうか分からないので、証言を違う人にあてて本当かどうかは最低限のルールなんですけど、それさえもしてなかったのか。それをしたのに間違えたのか。明らかにする必要があって、これは文章で済む話ではない」とした。

 「社長と担当役員が出てきて記者会見で説明しないとあまりにもアンフェア」「フジテレビだけ会見をやらされて文春がきっかけを作ったわけですけど、文春がこの文章1枚はあまりにもアンフェアだと思う」とも訴えた。

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