橋下徹氏 あす27日フジテレビのやり直し会見は「マイナスを0に戻した」「世間から一番批判が多かったところ」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が26日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演。芸能界から引退した中居正広さんの女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられた問題について言及した。
橋下氏は「報道とプライバシーの問題、フジテレビは責任を持って方針を出すべき」と切りだし、17日に行われた会見が取材者を限定した閉鎖的なものだったことを指摘。「もう、世間から一番批判が多かったところ」と話した。
あす27日に行われる会見について「テレビカメラの前で今度説明をされるということですけど、なんとかマイナスを0に戻したというところだと思います」と話した。
設置が発表された第三者委員会については「日弁連のガイドラインの趣旨に基づいて、しっかりと第三者委員会を作るということで、これも1つ、マイナスのところがゼロに戻ったところだと思います」と明かした。
橋下氏は「僕は日弁連のガイドラインについてはいろいろ問題があるという持論ですけれども。世間の信用を得るためには、日弁連のガイドラインに従って独立性を持った第三者委員会にするってことは重要なんですが。問題は、第三者委員会に全て丸投げしてしまって、あとはフジテレビ『何もしゃべれません。何も言えません。以後はもう第三者委員会に全てお任せします』という姿勢は僕は違うと思うんですね」と話した。
つづけて「今回の案件は非常に難しい調査になるんです。女性側の方のプライバシー、人権というものを守っていくということになると。調査がやっぱりそこができなくなってしまう。報道もできなくなってしまうということ自体もなりかねません」と見解。
さらに「ですから、これは社として、しっかり報道とプライバシーの関係を整理して、女性のプライバシーはしっかり守るけれども、報道機関として真相解明に向かってギリギリのところまでは調査しながら報道をしていくということをしっかり第三者委員会の方に社の方針を伝えないと」と話していた。
