平松愛理 次世代へ語って 5年ぶり「1・17ライブ」開催でお願い
シンガーソングライターの平松愛理(60)が17日、神戸市内で5年ぶりとなるメモリアルライブ「1・17 KOBE MEETING~あれから30年~」を開催した。
会場を埋めた120人を前に、代表曲「部屋とYシャツと私」など13曲を披露。20年を「最終公演」とし、区切りをつけていたライブだが、30年の節目に「私がやるべきことは、被災した方にあの日神戸で起こったことを、次世代へ語っていただくお願いすること」と、再開を決めた。
再開を決断したのは昨年11月。時間がない中で、かつての仲間たちに連絡を取り、睡眠時間を削って準備を進めてきた。必死の思いでステージたどり着き、「人生のどこかできょう私がお願いしたことを思い出してもらえれば、本当にありがたいです」と、静かに語りかけた。
ライブの収益金は全額、震災&交通遺児支援施設「神戸レインボーハウス」など3団体に寄付される。