平松愛理 5年ぶり神戸チャリティーライブ 震災30年の節目に「寄り添う気持ちだけで必死にやってきた」

 観客とともに歌う平松愛理
 心を込めて歌い上げる平松愛理
2枚

 シンガーソングライターの平松愛理が17日、神戸市内で阪神・淡路大震災発生から30年の節目に、5年ぶりとなるメモリアルライブ「1・17 KOBE MEETING~あれから30年~」を開催した。

 会場を埋めた120人を前に、代表曲「部屋とYシャツと私」や、震災後に発表したチャリティーソング「美し都~がんばろや We love KOBE~」など13曲を披露した。今回からメモリアルライブと銘打ち、「東北や能登半島へのつながりも意識した」という。

 地震が発生した95年から長年続けてきたライブ。30年前「実家は全壊しましたし、友人も亡くしました」という平松。「思い出す度につらいけど、神戸の人たちに寄り添う気持ちだけで必死にやってきた」と、これまでの道のりを振り返った。

 20年を「最終公演」とし、区切りをつけていたライブだが、30年の節目に「私がやるべきことは、被災した方にあの日神戸で起こったことを、次世代へ語っていただくお願いすること」と、再開を決めた。

 葛藤を抱えながらも、再開を決断したのは昨年11月。かつての仲間や関係者に連絡を取り、睡眠時間を削って急ピッチで準備を進めてきた。

 必死の思いでステージたどり着いた平松。ステージの上からぐるりと会場を見渡し、「人生のどこかできょう私がお願いしたことを思い出してもらえれば、本当にありがたいです」と、静かに語りかけた。

 ライブの収益金は全額、震災&交通遺児支援施設「神戸レインボーハウス」、「東北レインボーハウス」、宮城県亘理郡山元町で復興支援活動を行う「やまもと語り部の会」の3団体に寄付される。

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