認知症の母を持つ にしおかすみこ 予防への思い語る ダウン症の姉、酔っぱらいの父とも向き合う

 タレントのにしおかすみこ(48)が15日、都内で行われた「認知症予防の未来形を探る最前線」のイベントに登場した。にしおかは自著「ポンコツ一家」(講談社)で認知症の母、ダウン症の姉、酔っぱらいの父に向き合い、ともに暮らす日常をつづっている。

 順大名誉教授で医師の新井平伊氏とのトークセッションでは、イベントにちなんで「認知症とこれからの社会への期待感」をフリップに記して「認知症予防にも寄り添う社会」と書いた。理由について「まだ元気にいられる方々の幅が広がることが社会をもっと明るくさせることになる。この方々が元気でいられることが、もっともっと充実していけば」と説明すると、新井医師も「すごく良い言葉。認知症になった人の世界をどうするかということだけではない」と驚いた。

 イベント後半には、新井医師が提案する認知症予防の新たな取り組みを体験。ガンマ波サウンドや卓球などを行い「体を動かせて楽しかった。本当に体験して良かった」と語った。

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