ノブと大悟によるお笑いコンビ、千鳥が４日放送のテレビ朝日「テレビ千鳥』内で行った人気ブランドのデニムへのボケに対して、ブランドのデザイナーが１５日、インスタグラムで「ブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた」と怒りを表した。

　番組では、大悟の私服を探す企画で、都内の人気セレクトショップ「ＳＴＵＤＩＯＳ」に２人が来店。そこで大悟が人気ブランド「ＪＯＨＮ　ＬＡＷＲＥＮＣＥ　ＳＵＬＬＩＶＡＮ」のデニムを試着した。パンツのフロント部分の上から下までファスナーがついたデザイン。着用した大悟は「正面チャック２枚ち○ぽ出し変質者やん」と口にし、ノブはファスナーを上げ、大悟の足が丸出しになるなど、いじる形で笑いにした。

　この放送に対して、疑問を投げかけたのが、「ＳＵＬＬＩＶＡＮ」でデザイナーを務める柳川荒士氏。ツイッターで、「何年もの時間を費やし、社内スタッフ、営業やＰＲ、そして何より工場などの方々の協力を得てブランドのシグネイチャーアイテムへと育ててきたデニムジーンズが、テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方ない」とつぶやいた。

　さらに「創設から２０年、妥協することなく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい。これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い。」と記した。

　この投稿について、１０００件以上のコメントが寄せられた。「こういうの残念でならない」「お察しします」と理解する声と、「着る人がどう感じるかは本人の自由なのでは？」「買い手がその様に感じるデザインということも事実です」「ハイセンスな服を大悟が着るとこう見えるよねっていう大喜利をしてるんですよ」と否定的な声も集まり、「この投稿、逆効果だと思います」と指摘する声もあった。