加藤浩次、コオロギ給食中止で「苦情の中身見ないと」と激論「日本が収縮する原因」

 極楽とんぼの加藤浩次が2日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」に出演し、コオロギパウダーを使用した給食が中止となったことについて「苦情の成分をちゃんと見ないと」と力説した。

 徳島県内の高校で、昨年11月に給食で出されたコロッケに昆虫のコオロギを材料にしたコオロギパウダーが加えられていた。コオロギパウダーは食用のもので、同校の調理実習で使われ、給食として提供された。甲殻類アレルギーを発症する恐れもあるため、事前に周知した上で希望者170人に提供されたという。今年2月には食用のコオロギエキスを使用したメニューも提供し、やはり希望者が食べていた。

 1回目、2回目とも安全性などについて10件の問い合わせがあったという。同校ではコオロギパウダーを使用した給食の提供を中止した。

 番組では、食用コオロギ飼育のための飼料が少なくてすむこと、100グラム中のタンパク質は鶏が23・3グラム、牛が21・3グラムなのに対してコオロギは76・3グラムであることなどメリットも説明された。スタジオでコオロギパウダーを試食した加藤は「ちょっとエビっぽいかな。薄めのエビって感じ」と表現した。

 加藤は食材としてのコオロギが提供されることで「食料ってなくなるんだ、地球の環境的にもよくない、CO2の問題にもよくないっていうことを理解しながら『どうやったらいいのか』」ということを考える機会になるとコメント。さらに「日本のベンチャー企業とか、食品加工とかうまいのにビジネスチャンスも全部つぶしていく」と中止が二重にデメリットとなることを力説した。「全員に強制したんだったら苦情を言う気持ちが分かる」と理解も示した。

 続けて「『食べない人は食べなくていいよ』って言ってる」と強制ではないことをあらためて説明。「単純に『虫が嫌だ』っていう可能性もある、『なんでうちの子に虫のパウダーなんか食べさせてるのよ』もしくはイデオロギー的な考えがある人が苦情を出しているかもしれない」とさまざまなパターンを例示した。「苦情の成分をちゃんと見ないと、『苦情が何件来たからやめる』っていうのはこの日本でやめましょうよ。少数の苦情が来て、成分も確かめないで、苦情の中身ね、で、全部やめてくっていうのはもう日本がシュリンク(収縮)する1つの原因だと思う」と熱く語った。

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