徳光和夫 死去の猪木さんと「思い出尽きない」 日本プロレスで実況「すぐ魅了された」

 元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が1日午前7時40分、心不全のため都内にある自宅で死去した。79歳。故人の遺志により、通夜および葬儀は家族葬で行い、後日に「お別れの会」を行う予定。

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 半世紀以上の仲であるフリーアナウンサーの徳光和夫(81)が1日、「公私にわたって、目をとじれば、思い出は尽きない」と猪木さんをしのんだ。

 日本プロレスの中継で実況を担当した徳光は「54年前、プロレスを担当し、猪木さんのデビュー当時、馬場猪木の『BI砲』をネーミングしたのは私でした」と回想。「当時から、プロレスの技術に関しては卓越したモノがあり、すぐに魅了された。猪木寛至の出現には本当にビックリした」とたたえた。

 今年の24時間テレビでは、病を押して登場した猪木さんと再会。「正直ショックを受けた。あの躍動感あった、恵まれたアスリートが、見たくない現実だった。なんともやるせない中で、『また会おう』と手を握り、『分かった』と握り返してくれた時の手の弱さに、元気になってほしい、また逢いたいと思った」と振り返った。

 これが猪木さん最後の公の場となった。「もしもの時があるかも」と思ったと打ち明け、「1か月後に訪れるとは、心痛です」「本心は悔しい。もう一度、逢いたかった」と悲嘆に暮れた。

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