参院選での注目選挙区の１つは東京選挙区。改選定数「６」の戦いに３４人の候補者がひしめく大激戦区となっている。狭き門の突破へ、各候補者は都心部を中心に９日、最後の演説を行った。

　東京選挙区から立候補したれいわ新選組の山本太郎代表（４７）が、東京・新宿駅前でマイクを納めた。１００人以上集まった支持者に「当落線上ギリギリなんです。頭一個抜けさせて」と最後の懇願。「消費税廃止」を訴え、「私たち全員覚悟は決まってます。国会議員はあくまで手段。国家の崩壊の加速を食い止めたい。山本太郎を国会に送ってください」と呼び掛けた。力がこもり、演説途中で午後８時となり“強制終了”。頭を深く下げると、支持者から太郎コールが起こった。