Travis Japan 異例のデビュー前米国留学 寅年にロス無期限武者修行

 ジャニーズJr.の7人組ユニット・Travis Japanが、米ロサンゼルスにダンス留学することが3日、分かった。定評のあるダンススキルや表現力をさらに磨くための武者修行で、3月下旬に7人そろって渡米する。ジャニーズ事務所のグループの米国留学は、初代ジャニーズ、少年隊に続き38年ぶり3度目。期間は設けず、日本での現在の仕事をすべて休止・卒業して海を渡る7人は、この日、同事務所副社長の滝沢秀明氏(39)とともにデイリースポーツなどの取材に応じ、意気込みを語った。

 寅年の2022年、“ジャニーズの虎”がアメリカンドリームをつかむべく海を渡る。

 2012年に結成され、マイケル・ジャクソンの振り付け師を務めたトラヴィス・ペイン氏の名を冠したユニットとして、ジャニー喜多川前社長が命名したTravis Japan。滝沢氏は「彼らから『自分たちの限界を試したい』という気持ちを聞きました。彼らのオリジナルソング『夢のハリウッド』という楽曲がありますが、『僕らのハリウッド』といえるように頑張ろうと、プロジェクトを立ち上げました」と説明した。

 きっかけは2年前だった。一緒にJr.時代を過ごしたSnow ManとSixTONESが一足先にCDデビュー。悔しさを胸に秘めた7人は、次のステージに行くために自分たちは何をすべきか、何度も話し合いを重ねた。「ジャニーズにこれだけたくさんグループがある中で、どうやってトラヴィスの魅力を出していったらいいのか。Travis Japanという名前で活躍するにはやっぱりパフォーマンスしかない。全員がそう思いました」と七五三掛龍也(26)。滝沢氏にも相談を持ちかけ、米留学の道を模索した。

 エンターテインメントの本場で、グループの武器でもあるダンススキルのさらなる進化を図り、時にはペイン氏の直接指導を受けることもあるという。ボイストレーニングや語学の習得にも励み、渡米してすぐの27日には、米アナハイムで行われるダンスコンテスト「ワールド オブ ダンスチャンピオンシップシリーズ オレンジ カウンティ 2022」に挑戦する。

 決してたやすい道ではない。期間は設けず、日本でのレギュラー番組の仕事をすべて休止・卒業し退路を断っての渡米。ロスの一軒家で、7人で共同生活を送りながら修業する。言葉の壁はもちろん、炊事・洗濯もすべて自分たちでこなす。それでも、厳しい環境が必ず成長を促すと信じている。

 ロスはジャニー喜多川前社長と姉の藤島メリー泰子前会長が生まれた原点の地。中村海人(24)は「大変な苦労だと思うけど、その中で何が足りないか明確に分かると思う。挑戦を形にして、僕たちを作ってくれたジャニーさんへ恩返しがしたい」と前を見据えた。

 ◆TravisJapan ジャニーズJr.内の7人組ユニット。リーダーは宮近海斗(24)。2012年に結成され、マイケル・ジャクソンの振り付けを手掛けたトラヴィス・ペイン氏がグループ名の由来で、同氏とジャニー喜多川前社長がメンバー選考に携わった。卓越したダンススキルが真骨頂で特に一糸乱れぬシンクロダンスには定評がある。YouTube公式チャンネル「+81 DANCE STUDIO」では、歴代ジャニーズの名曲に新たなダンスパフォーマンスで挑戦。さまざまな世代から反響を呼んでいる。

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