感染症学専門家「3つおいしいことがある」 コロナワクチン混合接種を評価

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が10日、新型コロナウイルスのワクチン3回目の混合接種を取り上げ、日本医科大学特任教授・北村義浩氏は「3つおいしいことがある」と、個人的な見解として混合接種の優位性を説明した。

 番組では過去2回のファイザー製ワクチン接種者100人を対象に、3回目に交互接種でモデルナ製を打ちたいかというアンケートを実施。「打ちたい」が38人、「打ちたくない」が50人だったとし、打ちたくない理由として「副反応が強いという噂がある」「3回目のモデルナ製は半量なので効果がなさそう」「違うワクチンを打ち、アレルギーが出たら怖い」などの回答を紹介した。

 この結果に、感染症学が専門の北村氏は「まあ噂のレベルの話ですね。あるいは、誤った噂にちょっと惑わされてるということですね」とコメント。米国や英国、イスラエルなどから2回目までファイザーだった人が3回目にファイザー、あるいはモデルナを打ち、どちらが効果的で、副反応はどうだったかというデータが出てきているとして「効果はファイザーよりもモデルナを打った方が1・5倍ぐらい高い。いくら半量にしても、それは変わらない」と明言した。

 また「副反応をすごく心配されるご高齢の方が多いが、ファイザー、ファイザー、ファイザーと来た方はアメリカのデータでは8割に届こうという方々がだるいと言っている。ファイザー、ファイザー、モデルナと来た方は、だいたい7割弱くらい。最も多いだるさというのは、混合接種の方が軽減されている」と説明し、中等症以上の副反応も3回目もファイザーの人が約半分で、モデルナを打った人は4分の1程度だったという。

 北村氏は「まとめて言うと」として「ファイザー、ファイザー、モデルナの方がファイザー、ファイザー、ファイザーよりも効果がある、それから副反応が軽い。長持ちもするらしいということで3つおいしいことがあるので、私としてはもし選べるのであればファイザー、ファイザー、モデルナの方がいいんじゃないかなと個人的には思う」と見解を述べた。

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