感染症学専門家 楽観視に警鐘「数の横暴が起こると尋常じゃない死者数に」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が10日、感染拡大が続く新型コロナウイルスについて報じ、日本医科大学特任教授・北村義浩氏は実質的には9日の死者161人が過去最多だと説明。オミクロン株は重症化しづらいという楽観的な見方に警鐘を鳴らした。

 感染症学が専門の北村氏は「死者の方が160名を超えてきているというのは、一応過去2番目の多さという言い方をされてますけれども、過去一番高かった200人を超えているのは第4波の時にある。この時は報告上の不備があったために、ある日に集中して行われたということがあったので、現実は昨日が実は最多」と指摘。

 「ですから皆さん、オミクロン株、意外に大したことないね、とか重症化しづらいんでしょとかっておっしゃっている方も多いんですけれども、やはりこのような激烈な数の横暴のようなものが起こってしまいますと、死者の方々の数が尋常じゃない、従来の2倍に近いような数です」と、オミクロン株の楽観視ムードを戒めた。

 今月13日が期限だった13都県のまん延防止等重点措置の3月6日までの延長が9日に決まったが、北村氏は「まん延防止は従って当然のところなんですが、同じことをただ延長して繰り返すだけなのか、もっと強化をして繰り返すのかというと、私はさすがにこのままでは感染の抑制が不十分だと思いますので、もっともっと強いことをやらないと」と、危機感を強めた。

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