俳優・吉田鋼太郎（６２）がこのほど、都内でフジテレビ系主演ドラマ「おいハンサム！！」（来年１月８日スタート。土曜、後１１・４０）の取材会を行った。

　伊藤理佐氏の人気コミック「おいピータン！！」などが原作の、家族と食と恋をテーマにしたホームコメディー。３人娘の幸せを願って奮闘する父親・伊藤源太郎を演じる。

　プライベートでも３月に女児が誕生したばかり。吉田は「やっぱりかわいいですよね。ちょっとずつしゃべり始めて。それを見ていると自然と笑っているんですよ、僕は。おそらく今までしたことがないであろう笑いを自分がしているな、と思う時が多々ある」と父親の顔をのぞかせ、「その時の顔はハンサムなんじゃないかな」と、タイトルにかけて笑いを誘った。

　娘が大事で仕方がないが、面と向かってうまく気持ちを伝えたり、愛情を表現したりできない“昭和の父親像”をイメージした役柄。「頑固おやじが出てくるホームドラマが絶滅状態だった気がする。かえってそういうシチュエーションが、今の令和で新しいんじゃないかな」と見どころを挙げた。

　また、「僕はアドリブを挟んでいくのが好きな方だけど、監督の思惑通りにやった方が面白いものになるのでは」と今作のアドリブ封印を宣言。「アドリブをやめるとまた違う自分になれるんじゃないかな。ひょっとしたら代表作になるかもしれないし、代表作にしたいと思ってます」と期待感をにじませた。