吉村知事 日本維新の初登院メンバーにゲキ「まともな野党として」自民党と対峙明言

 大阪府の吉村洋文知事が10日、大阪府庁で会見。この日発足の第2次岸田内閣について問われた。日本維新の会副代表でもある吉村知事は「日本にはまともな野党がないので、まともな野党として自民党とガチンコでぶつかっていきたい。立憲民主党は共産党とひっついたので。官僚つるし上げやスキャンダル追及というスタイルの野党政治が行われていたが、これからは自民党と正面からぶつかり合う野党が必要。維新はまだ40(41議席)しかないので、十分できるかというのはあるが、そういう野党を目指したい」とコメント。

 日本維新の初登院したメンバーに期待することを聞かれると、「国会で大暴れしてもらいたい。古い枠にとらわれるのではなく、国会の非常識に正面からぶつかってもらいたい。ルールを作るのも国会なので、非常識な部分はたくさんある。その中で小さく行儀良くまとまるのではなく、大暴れしてもらいたい」と考えを示した。

 そして、「議会の日程、法案の審議の国対政治もそう。最も生産性の低いのが国会。日本維新の会のメンバーは誰かに遠慮することはない。特定の支持母体がいるわけでもないし、支持団体に配慮する必要もない。小さく、賢くまとまらないようにした方がいい。ほかの国会議員や自民党の国会議員の顔色を見てまとまるんじゃなく、おかしなところはおかしいと正面から大騒ぎしたらいい。どうせ40(議席)しかないわけだから」とゲキを飛ばした。

 また、維新の初登院メンバーから「私たちは吉村世代」という発言があったことへの受け止めを聞かれた。

 吉村知事は「若い世代がこれから国会でも頑張っていきたいという思いでは。固定概念とか国会の古い慣習にとらわれるんじゃなく、その慣習をつぶすのも国会議員の役割。永田町の常識にとらわれないことを新世代の国会議員にやってもらいたい」と返した。

 さらに、「僕の名前を出さなくてもいいと思う。ただ、代名詞みたいな形で言ってるとは思う。新しい世代として頑張っていくんだということで、僕に頼るとかすがるということではない。そんなことする必要もない。松井(一郎)代表が『吉村世代』っていうから使っているだけだと思う。僕自身は次世代の国会議員として、古い密室政治のような国会の古い慣習をぶち壊したらいい。国会議員の中から嫌われたらいいと思う。行儀良く先輩議員に怒られるとかじゃなく。維新の会41人の塊になって、やってもらいたい。経験のある議員は支えてもらいたい。国民の皆さんが期待しているのはおかしな国会を正すということ。小さくまとまることは有権者の期待に応えられない。変に国会議員にならない方がいい」と付け足した。

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