仁鶴さん突然の死去 前日まで元気に、2日前には弟子の仁智と会話も

「大阪ほんわかテレビ」のレギュラー出演者(前列左から)大竹まこと、間寛平、仁鶴さん、桂べかこ、笑福亭笑瓶=2001年4月
「バラエティー生活笑百科」の司会を務める笑福亭仁鶴さん=2010年(NHK提供)
笑福亭仁鶴さん
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 「どんなんかな~」などのギャグで幅広い世代から人気を博した上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴(しょうふくてい・にかく=本名岡本武士=おかもと・たけし)さんが骨髄異形成症候群のため17日に大阪府内の自宅で亡くなったことが20日、分かった。所属の吉本興業が発表した。84歳。大阪市出身。仁鶴さんは前日まで元気だったという。

 吉本によると、仁鶴さんは前日まで元気だったそうで、2日前には一番弟子で上方落語協会会長の笑福亭仁智と会って普通に会話をしていたという。仁智は吉本を通じて「亡くなる2日前に、2時間いろいろなお話をしたばかりなので、びっくりしました」との談話を発表。「上方落語の存在を全国に知らしめたパイオニアであり、功労者。弟子として少しでもその芸を継承し、功績を顕彰していきたい。まだまだ相談したいことがあったので悔しいです。今はゆっくり休んでいただきたいです」と師匠の死を悼んだ。

 仁鶴さんは大阪市生野区出身。1962(昭和37)年、6代目笑福亭松鶴に弟子入り。翌年に3代目林家染丸の仲介で吉本に入社した。高座に上がりながらテレビ、ラジオ、ドラマ、映画、舞台などさまざまな才能を発揮。現在の吉本興業の礎を築いた「中興の祖」として、同社において深く敬愛されている。

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