東国原英夫 東京都福祉保健局長の発言に怒り、「今騒ぐな」という意図かと推測

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が29日、TBS・CBC系「ゴゴスマ~GoGo Smile」に出演し、東京都の吉村憲彦福祉保健局長の発言に「頭に来ました」と2つの問題点を指摘した。

 東国原は「おととい、東京都の福祉保健局長。行政のコロナ対策のトップです。この方が記者会見で2つのことをおっしゃった」と指摘。「『ただちに医療崩壊は起きません。マスコミの方にお願いします。あまり、あおらないでください』。この2つをおっしゃった。びっくりしましたね」と振り返った。

 東国原は「行政のトップがただちに医療崩壊は起きないから安心してください、メディアに対してあまりあおるのはやめてください。これはなんちゅう発言だと思って。モニタリング会議もそうだし、厚生労働省のアドバイザリー会議も『(医療は)ひっ迫にさしかかっている』と繰り返しおっしゃっている。その見解と、東京都を代表する方の見解がこんなに違うものかと」と述べた。

 東国原は、吉村福祉保健局長の発言の意図を推測。「これはたぶん、東京都の福祉保健局長としてはオリパラやってるから『今騒ぐな』と。『このままいったらオリンピック中止論等が出てきたらどうするんだ、お前ら、だまれ』ということだったんじゃないかなと思うんです。いかがなものかと、あったま来ました。メディアに対しては注意喚起だとか、警鐘を鳴らして下さい、このまま感染拡大したら本当に大変なことになりますからというのが福祉保健局長の立場としての発言ではないか」と語った。

 吉原局長は東京都内で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多の2848人となった27日、会見で死者が急増することはないと強調し、「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と要望した。

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