二宮清純氏「会見ボイコットは解決遠ざける」大坂なおみの対応に意見

 スポーツジャーナリストの二宮清純氏が31日、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。全仏オープンに出場している女子テニスの大坂なおみ選手が記者会見を拒否している問題について、記者会見は公文書をつくる行為であると解説した。

 大坂選手は同大会の1回戦勝利後、コートでのインタビューには応じたが記者会見は宣言通り拒否。ツイッターで「怒りは理解の欠如。変化は人を不快にさせる」とつぶやき、インスタグラムのストーリー機能では、米ラッパー・ジュースワールドの「さよなら せいせいする」を意味するタイトルのアルバムジャケットを掲出した。

 この事態に、二宮氏は、「会見は単なるインタビューではなく、欧米でいうnarrative-物語なんだと、つまり勝者と敗者の公文書をつくろうということなんです。フランスのテニス協会が言っていることも、敗者だから無理矢理しているんじゃなくて、歴史を守るために公文書を作ろうとしているんですよと(言っている)」と指摘した。

 大坂選手に対しては「状況を改善しようと思えば話し合った方がいい。記者会見のボイコットをすることで、解決が遠ざかっていくと感じる」と話した上で「あまり感情的な話にならず歩み寄って、『敗者に対する聞き方はどうなんだろう。女子選手を代表して言うけども、こんな記者の聞き方はないよ』ということは言ってもいいと思います。実際に答えたくない質問はノーコメントでもいいんです。今のようにSNSが発達した時代なら、あまりにしつこくテニスに関係のない質問ばっかりしたら、逆に記者に批判が行きます。ですからあまり、凝り固まらないで、オープンに『こういう疑問を感じている。選手にも不快に思っている人がいる。解決するために問題提起をしている』と、距離を詰めてから言った方がいいと思います」と提言した。

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