古市憲寿氏 対策徹底しても感染した例に「1万件に1回起きることを一緒にしたらダメ」

 社会学者の古市憲寿氏が15日、テレビ朝日系「中居正広のニュースな会」に出演。マスク着用で対策を徹底したにも関わらず新型コロナに感染した女性のケースを聞きながら持論を語った。

 番組では、友人に会わず会食もせず、常にマスクを着用。仕事中の昼食は定員1名のアクリル板付き休憩室を利用と完璧な対策を取っていたように見える20代女性が感染した例を紹介。内科医・大谷義夫氏が室内にウイルスが残っていた可能性を指摘した。

 古市氏は「100件に1回起きることと、1万件に1回起きることを一緒にしたらダメだなと思う」と述べ「もちろんこういうふうに起こる方もいらっしゃるけれども、でも実際やっぱり、飛沫感染が多い。こういうふうに全部怖いんだよというよりも、何がより怖くて何が安全だとメリハリをつけて情報を与えた方が僕らも実際のこととして気をつけやすい。もしもこれがダメだったら仕事も全部できない、社会が全く回せないとなっちゃう。さすがに無理だから、メリハリが大事かなと思う」と冷静に呼びかけた。

 変異株については内科医・久住英二氏が「N501Yという変異ウイルスは感染しやすくて、かつ体の中に入ったウイルスが増えやすいので、体に入っているウイルスの量が多い。喉から鼻から出てくる飛沫にも入っているウイルスが多いので、会話などで発生するマイクロ飛沫に含まれるウイルスの量も増えますから、室内に多くのウイルスが残りやすい」と説明。「いま一度換気とマスクをちゃんとやっていかないといけない」と話した。

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