吉村知事「ピークアウトしたとは思っていません」 尾身会長の答弁に
大阪府の吉村洋文知事が12日、自身のツイッターを更新。大阪府の感染拡大状況について、「まだピークアウトしたとは思っていません」と警戒感を緩めないよう訴えた。
政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長が、この日の国会で、「一応はピークアウトするほうにいっている」と述べたとの報道を引用し、「まだピークアウトしたとは思っていません。N501Y変異株の感染拡大力、スピード、重症化速度、重症若年化は明らかにこれまでの従来株とは違います。これを目の当たりにして対応してます」と警戒感、危機感を訴え、「引き続き、府民の皆様、事業者の皆様、徹底した感染拡大防止にご協力お願いします」と改めて呼びかけた。
大阪府の直近の1週間(5月5日~11日)の感染者数は5955人で、前週の7519人から0・79倍と減少はしたが、吉村知事はこの日の定例会見で「これはゴールデンウィークが入っている期間。検査そのものが減少している」と検査数がやや少ないことから「減少したように見える可能性がある」と分析。「(緊急事態宣言の)効果を見極める意味では今週の数字が大事だと思っている。極めて厳しい状況が続いている」と話していた。