新型コロナウイルスの緊急事態宣言延長と地域拡大が決まって初めての週末となった８日、国内で新たに報告された新型コロナウイルスの感染者が７２４４人となり、北海道、愛知、福岡など１４道県で過去最多を更新した。７千人台は１月１６日以来。

　緊急事態宣言の対象となっていない群馬や石川、大分などでも悪化が進んでいる。

　８日に報告された新規感染者数は東京１１２１人、大阪１０２１人、愛知５７５人、福岡５１９人、北海道４０３人、岡山１８９人、広島１８１人など。死者は大阪４１人、東京と兵庫でそれぞれ６人などで計８５人。

　この日、演劇などの関連団体は新たな対応を明らかにした。松竹は５月３日から同１１日までの上演中止を発表していた東京・歌舞伎座「五月大歌舞伎」公演を１２日から開催すると発表した。一方で京都・南座は５月中に予定していた同所での全公演を中止すると決めた。

　東京寄席組合、落語芸術協会、落語協会は協議の上、１２日からの再開を決めた。大阪市の天満天神繁昌亭は５月３１日まで全公演を中止する。

　東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場は１２日から有観客公演を再開する。