西村大臣 緊急事態宣言で「上昇抑える効果あった」感染者数に一定の手応え
西村康稔経済再生担当相が8日、日本テレビ系「ウェークアップ」にリモート出演し、緊急事態宣言の効果について、新規感染者数の「上昇を抑える効果はあった」と一定の効果を口にした。
4月初旬に各都市でまん延防止等重点措置が出され、4月25日からは東京都、京都府、大阪府、兵庫県に緊急事態宣言が発出された。さらに愛知県、福岡県を加え31日まで延長される。西村氏は「夜の人出はまん延防止で約3割減り、緊急事態宣言で7割に減った。人流を減らす効果は出ている」とグラフを示しながら説明。肝心の新規感染者数は「なかなか減少にはいかない」としながらも「上昇を抑える効果はあった」と、一定の効果があるものとした。
その要因として「まん延防止は午後8時までで人流を抑えたが、昼の人流を抑えることをしていなかった。緊急事態宣言のもとで昼間の人流も減っている。若干減少傾向がみえつつあるかなと思う」と分析。しかし「連休中は検査件数が少なく、また(平日で)数が増えるということになるので、平準化するのは来週。連休中に昼も夜も人流が減った効果が出てくるのか、分析しないといけない」と慎重な姿勢を示した。
4月以降の感染者数急増は変異株の影響とみられているが、西村氏は「変異株の感染力を当初1・5倍とみていたが今は1・32倍。いろいろシミュレーションしながらしている。大変なご負担をおかけしますが感染を抑えていきたい」と重ねてお願いした。